「いや、それ、ちょっと・・・3」
とうとうWindowsLivewriterでの記事作成が出来なくなってしまったので、アメブロに見切りをつけ、FC2ブログに引っ越しました。といったわけで、装いも新たに新装開店です。
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大人の社会科見学-鉄道車両の整備工場を見てみよう!-

■平成27年(2015) 10月18日(日) 気温 22.7℃

といったわけで、早朝の大江戸線12-600形を撮影したあとは、八王子市北野町

にある「京王重機整備株式会社北野事業所」の工場見学会へ。このイベントは、

地域住民への事業内容の紹介を目的として4年前から始めたものだそうです。

地域住民向けということで、大々的には告知していないものの、一般にも公開して

おり見学は自由です。

(例によって開催の告知は、工場周辺及び最寄り駅でのポスター掲示のみ)

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開催を告知するポスター。最寄りの京王線北野駅や長沼駅、工場周辺などに掲示

されています。



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京王重機整備株式会社は、京王線に限らず地方の中小私鉄や海外鉄道会社の

鉄道車両の定期検査(台車、車輪、冷房装置等の分解整備)を行う会社です。



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門を入ると、早速この手の催し物ではお約束のミニ列車がお出迎え。

これは箱根登山鉄道の1000形が牽引していました。


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続いてはパンタグラフが鎮座。


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ミニ列車は信号もある本格仕様。


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おぉ、さらに京王6000形も営業中! しかも、女性の運転士さんです。

隣のSLは、本日釜の蒸気が上がらず、出番は無かったそうです。


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新品の車輪がズラリ。


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車輪は走行するうちにキズがついたり、摩耗してくるので、定期検査の際に研磨をして

新品時のようにキレイにします。


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踏面(レールに接触する面)についたキズです。


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新品の車輪。


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使い込んだ車輪。何度も研磨しているので、外周部の厚みが薄くなっているのが

わかります。


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これは。車軸を車輪に押し込んで組み立てるための圧入機。約80トンもの圧力で

車軸を車輪に押しこむそうです。車輪側の穴は、車軸の直径よりも0.27mm細く

しておくことで、圧入後は通常の使用状態では絶対に抜けなくなるそうです。


P1360398

車軸。これと・・・


P1360400

新品の車輪。これを、前の写真の機械にセットします。


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完成した車輪。右の大きいのが京王線用の標準サイズ。左は地下鉄大江戸線用の

小径タイプ。



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モーターからの回転動力を車軸に伝えるところの部品。


P1360414

工場内には4本の線路が敷かれています。JRなどの狭軌と新幹線・大手私鉄などの

標準軌それぞれに合わせて車輪を載せるためです。狭軌と標準軌は幅が異なりますが、

片側の線路を共有することで、3本の線路(3線軌)でまかなえるはずです。しかし、ここ

はなぜに4線軌?スペインやロシアの広軌対応!?

って、不思議に思っていたら、何の事はない。狭軌(1067mm)と標準軌(1435mm)、

それに京王線の1372mmでした。写真を見るとわかるように、狭軌+標準軌と狭軌

+1372mm軌で共用しているわけです。

狭軌+標準軌の3線軌は可能だけれど、狭軌+1372mm軌は、非共用側の線路

の間隔が狭すぎて設置できないからなんでしょうね。きっと。



P1360421

これは大江戸線の台車。

P1360422

黒いのは、このところデータ改ざんで話題となった衝撃吸収用の防振ゴム。このように

使わせるんですね。

ちなみにこの台車に使われているのは、改ざんを行っていた某TYゴム製の製品では

無いそうです。


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屋根の上に設置されている制帽装置。カバーを開けると、中はこんな感じ。普段は

見る機会がないので興味津々。冷房装置は、新車の場合は車両メーカで換装し

ますが、定期点検や、故障時の載せ替えなどはこの工場で行うそうです。

中の部品は電機メーカで製造し、ここでプラモデルみたいに、組み立て・配線作業を

行うそうです。

ちなみに、この冷房装置は国内の鉄道会社向けなので写真撮影可能でしたが、

別の装置は、海外の鉄道事業者向けのため、撮影不可でした。



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家庭用エアコンの28倍の冷房能力とな。スゲー。


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お約束の鉄道模型も勿論有ります。お子ちゃまがロックオンされてました。(笑)


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西東京バス!


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この工場では、バスやトラックなどの特殊車両架装も行っているそうです。このトラック

は、レントゲン検診車になる予定だそうな。

で、完成後に改造車検を取得するに当たって「35度の傾斜面でも安定を保つこと」

が車検で義務付けられており、それを確認するための試験装置がコレ。「安定傾斜

角度測定装置」というそうな。

この工場見学会イベント、昨年の開催終了直後に存在を知り、今年ぜひとも見て

みたいと狙っていました。普段見ることの出来ない鉄道車両整備の裏側を見ることが

出来て面白かったです。タモリ倶楽部的な気分で見学を堪能しました。 


                               平成27年10月25日 (記)



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28倍もあるのなら・・・
電車の運転台にも空調付けてあげようよ>鉄道各社

炎天下で空調なしで水分とらずで・・運転するなんて、そりゃ倒れますがな(涙)
2015/10/26(月) 23:04:17 | URL | う #- [ 編集 ]
Re: 28倍もあるのなら・・・
> うーさん

最近の電車は運転台にも空調付いているはずだよん。
2015/10/26(月) 23:36:39 | URL | yohnen #- [ 編集 ]
ならば・・・
なぜ電車の運転手は職務中に熱中症になるのぢゃ??
2015/10/27(火) 00:04:42 | URL | う #- [ 編集 ]
Re: ならば・・・
> なぜ電車の運転手は職務中に熱中症になるのぢゃ??


やっぱり、乗務中に水分補給を出来ないからでないかえ?
厳密にいうと、水分補給をしてもいいのだけれど、それを見てクレームを
入れるアフォな乗客がいるから、水分補給をした時は、司令所にその旨、
またクレームの有無をいちいち報告せにゃいかんかったらしいっすよ。
それが面倒なので、乗務員さんは水分補給を我慢してしまうのだと。
でもさすがに今夏、乗務中の熱中症が相次いだので、JR東海などは報告を
不要にしたそうな。

そもそも、乗務中の水分補給を報告しなければいけないのは、国鉄時代に
勤務態度がたるんでポカ事故が相次いだための名残。当時は運転中にパンを
食べながら運転してたとか、サンダル履きで乗務してたとか、労使闘争の
時代を象徴するかのような怠惰な行いが蔓延していたんすよ。

それで、当局が規制を厳しくしたのだけれど、JR化され、乗務員の勤務態度も
至って正常になった後も、その当時の規定がそのまま引き継がれ、幽霊のように
生きながらえていたわけですな。(^_^;)

2015/10/27(火) 00:56:59 | URL | yohnen #- [ 編集 ]
このイベント
鉄道総研+多摩モノイベントを足して2で割ったような感じがするのは私だけ?
2015/10/30(金) 00:12:53 | URL | イチロー #- [ 編集 ]
Re: このイベント
> 鉄道総研+多摩モノイベントを足して2で割ったような感じがするのは私だけ?

足して3で割った感じかもしれません。(ばき)
2015/10/30(金) 00:34:09 | URL | yohnen #- [ 編集 ]
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